【コンクリート】主な仕上げ方法や特性、メンテンスのご紹介

こんにちは。

駐車場やアプローチ、建物の犬走りなどの他、
造成工事などの擁壁などでも多く施工されるコンクリート。

水やセメント、砂、砂利を混合し凝固させたコンクリートは、
表面の仕上げ方法によりさまざまな表情を楽しむことができる人造石で、
耐震性・耐火性・遮音性・耐熱性・耐久性に優れ、耐用年数は約100年と言われています。

今回は、コンクリートの主な仕上げ方法や特性、メンテンスについてご紹介いたします。

■コンクリートの主な仕上げ方法

・刷毛引き仕上げ

コンクリートの表面を金コテで押さえた後、表面の乾燥や締まり具合をみて、
一定方向に刷毛で撫でて、刷毛の模様をつけて仕上げる工法。
勾配のある駐車場土間コンクリートの仕上げとしてはポピュラーな仕上げで、
刷毛の目が滑り止めにもなります。

・コテ仕上げ

コンクリートの表面を金コテで平らに仕上げる工法で、
比較的傾斜の少ない部分に使用することが多い施工方法です。
施工時期や乾燥度合いにより、多少の色ムラが発生する場合もあります。

・洗い出し仕上げ

コンクリートが完全に硬化しない時点で表面を洗い流して
コンクリート内の骨材(砂や砂利)が表面に出るように仕上げる工法です。
使用する骨材は地域の特性などにより異なり、表面の色味や表情を楽しめるため、
アプローチや駐車場のアクセントとして使用されています。
経年変化とともに表面の骨材が外れたり表面の骨材が目立つようになる場合もあります。

・スタンプコンクリート仕上げ

スタンプのようにコンクリート床面に型押しする事により、
自然石やレンガ・タイル模様などの風合いを表現する工法です。

・打ち放しコンクリート

木材などで組み立てられた型枠にコンクリートを流し込み、
固まったコンクリート面に手を加えず、
型枠を外した直後のむき出しのままの状態の仕上げのことをいいます。

・力ラーコンクリート

カラーコンクリートは生コンクリートに顔料を直接練り込むことにより、
表面にツヤが出たり、風雨や海水によって色あせることのないコンクリートのことです。
通常のコンクリート表面に比べ、優れた強度を持ち摩耗の少なく、
無毒・無臭で不燃材料のため、コンクリートと同じ程度の耐熱性も備えています。
また、表面がとても堅く綿密に仕上がるので、強い衝撃にも耐えることができます。

コンクリートの打設時にカラーコンクリートを散布・施工するのではがれる心配もありません。
表面の仕上げ剤がコンクリートを保護するため、水や油のしみ込みはコンクリートの半分以下です(油のしみ後は残ります)。
カラーコンクリートに影響を与えるものには、温度・湿度・紫外線・大気汚染などがあります。

 

■コンクリートの特性

・ひび割れ(クラック)について

コンクリートは気温・湿度の変化などによって、絶え間なく伸縮を繰り返しています。
それによって引き起こされる現象が髪の毛のように細いひび割れの「クラック」です。
これを極力抑えるために、一定の範囲で目地を設けていますが、
それでもクラックが入ることはありますが、強度上の問題はありません。

・白華(はっか)現象について

レンガやコンクリートの表面に白い粉がふいたようになる白華現象。
これは水酸化カルシウム等が白く固まったもので、
コンクリート(セメント)を用いる以上必ず発生する日常的な現象に過ぎません。

とはいえ、見た目には気になるものでもありますので、
対策を知っておくと良いと思います。

軽いものについては、ブラシで擦って水洗いしてください。
程度が重たいものについては、酸性の洗剤を用いて中和して落とします。
例えばトイレ用のサンポールを10倍程度に希釈して白華に噴霧、
10分程度経過したら大量の水で洗い流します。
必ず大量の水で洗い流し、後に酸が残らないようにご注意ください。
また、植栽が近くにある場合は、粉末のクエン酸を水に溶いたものや酢を使う方が安心です。

 

■コンクリートのメンテナンス

・油の除去

床に落ちたオイル・グリースなどは長期間放置せず、すぐに拭き取りましょう。

・ゴミ・ホコリの除去

ホコリや砂をモップなどで取り除き、その後、水洗いや水拭きをします。

・コケの除去

熱湯をかけてブラシでこすり、洗い流してください。

 

以上、

仕上がりももちろんですが、経過による問題点とその対策について、
経験豊富な専門家のアドバイスを受けることもおすすめします。

 

エスティナでは、1点ずつオーダーメイドのプランを、主に手書きの図面で提案いたします。
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