お庭の豆知識

【タイル・レンガ・自然石】商品特性やメンテナンスのポイント

こんにちは。

エクステリアで使用される商材の中で、

今回は「タイル」「レンガ」「自然石」の商品特性やメンテナンスについてご紹介いたします。

 

■タイル

玄関ポーチやアプローチ、テラス空間などで使用されるもののひとつにタイルがあります。

エクステリアで主に使用されるタイルは磁器質タイルと呼ばれるタイルです。

その他に、陶器質のもの、コンクリート二次製品などもあります。

選ぶときのポイントとしては、

意匠性の他に、屋外壁・屋外床用の種類を選ぶこと。

屋外用タイルは剥離防止や滑り防止などの機能を強化しています。

ただし、水濡れによる滑りなどにはご注意ください。

また、変化の程度や耐久性は使用環境によって異なりますが、

色あせや色ムラなど経年変化が生じやすい商品もあります。

なお、同じ品番の商品でも、ロットや製造時期によって多少の色の違いがあります。

 

■レンガ

レンガは種類やサイズが豊富な材料で、住宅のアプローチや外壁、門柱など

様々な場所で使われます。

時間とともに変化していく表情を楽しめる商品でもあり、

対候性や耐火性にも優れています。

素朴な風合いを基調とするため、同じ商品でも形や表情、

色ムラ、シワ、ザラつき、角落ちなどの特徴があります。

また、経年変化が生じる商品でもあります。

寒冷地で使用する場合、商品によっては凍害による割れや剥がれ、ヒビが入る場合がありますのでご注意ください。

 

■自然石

自然石にも様々な商品があります。

キューブ型や乱形割肌の自然石などが住宅では多く使用されます。

人工では創り出すことができない表情が自然石ならではです。

主にアプローチやテラスまわりなどで使用することが多いですが、

天然石特有の色幅や厚み、大きさにバラつきがあります。

また、石肌にはデコボコもあり、組成成分上、錆が出る場合があります。

経年変化が生じる商品でもあります。

 

■「タイル」「レンガ」「自然石」のメンテナンス

石材系の「タイル」「レンガ」「自然石」は汚れの種類に応じてメンテナンスをします。

 

1.表面に付着した汚れは洗い落とす

タイルや石貼りなどの表面に、土や砂、油やコケが付着した汚れについては、デッキブラシで擦りながら水洗いしてください。
油などの水では落ちにくいものについては、トイレ用洗剤を少量使って洗い落としてみてください。粘度があり、泡立ちも比較的少ないため使いやすいです。
なかなか落ちない場合には高圧洗浄機も効果的です。

 

2.内部まで染み込んだ汚れは重曹と酢で落とす

水洗いしても落ちない汚れは、中まで染み込んでしまっている可能性があります。ガーデン、エクステリアに使われるタイルやレンガ、石材には小さな穴が開いているものが多く、そこに汚れが入ってしますと、水だけでは落ちにくいです。
こういった手ごわい汚れは、アルカリ性の重曹と、酸性の酢を組み合わせて落とします。
まずは重曹をスポンジやブラシにつけて少量の水とともに汚れを擦ります。水で洗い流したら、次に2~3倍程度に希釈した酢を噴霧し、再度擦ります。
こうすることで、酸性・アルカリ性どちらの汚れも落とせます。また、重曹の白いアルカリ成分の残りも綺麗にすることができます。
なお、重曹はアルミ製品には使えませんのでご注意ください(黒く変色します)。

 

3.磨耗や経年によるくすみはプロに相談する

磨耗や経年による、部材の表面の光沢がなくなったものについては、ご家庭でのメンテナンスで復活させることが難しいケースが多いです。
風合いの変化と割り切って、時間の流れを味わうのもお庭の楽しみ方の一つだと思います。
どうしてもお引渡し直後のコンディションに戻したいようでしたら、専門の業者にご相談しての再度の塗装や研磨、貼り直しをご検討ください。

 

人気のタイルデッキやタイルテラスは、白などの淡い色のタイルを使うことも多いので、
汚れの原因や種類に応じて、適切に清掃することで美しく使いたいですね。

また、アプローチなどの人が良く歩く場所も汚れやすいです。
玄関周りは目に付く箇所でもあるので、綺麗に保っていただけましたら幸いです。

 

新築やリガーデンなどお庭に関するご相談・お問合せはお気軽にどうぞ。
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【コンクリート】主な仕上げ方法や特性、メンテンスのご紹介

こんにちは。

駐車場やアプローチ、建物の犬走りなどの他、
造成工事などの擁壁などでも多く施工されるコンクリート。

水やセメント、砂、砂利を混合し凝固させたコンクリートは、
表面の仕上げ方法によりさまざまな表情を楽しむことができる人造石で、
耐震性・耐火性・遮音性・耐熱性・耐久性に優れ、耐用年数は約100年と言われています。

今回は、コンクリートの主な仕上げ方法や特性、メンテンスについてご紹介いたします。

■コンクリートの主な仕上げ方法

・刷毛引き仕上げ

コンクリートの表面を金コテで押さえた後、表面の乾燥や締まり具合をみて、
一定方向に刷毛で撫でて、刷毛の模様をつけて仕上げる工法。
勾配のある駐車場土間コンクリートの仕上げとしてはポピュラーな仕上げで、
刷毛の目が滑り止めにもなります。

・コテ仕上げ

コンクリートの表面を金コテで平らに仕上げる工法で、
比較的傾斜の少ない部分に使用することが多い施工方法です。
施工時期や乾燥度合いにより、多少の色ムラが発生する場合もあります。

・洗い出し仕上げ

コンクリートが完全に硬化しない時点で表面を洗い流して
コンクリート内の骨材(砂や砂利)が表面に出るように仕上げる工法です。
使用する骨材は地域の特性などにより異なり、表面の色味や表情を楽しめるため、
アプローチや駐車場のアクセントとして使用されています。
経年変化とともに表面の骨材が外れたり表面の骨材が目立つようになる場合もあります。

・スタンプコンクリート仕上げ

スタンプのようにコンクリート床面に型押しする事により、
自然石やレンガ・タイル模様などの風合いを表現する工法です。

・打ち放しコンクリート

木材などで組み立てられた型枠にコンクリートを流し込み、
固まったコンクリート面に手を加えず、
型枠を外した直後のむき出しのままの状態の仕上げのことをいいます。

・力ラーコンクリート

カラーコンクリートは生コンクリートに顔料を直接練り込むことにより、
表面にツヤが出たり、風雨や海水によって色あせることのないコンクリートのことです。
通常のコンクリート表面に比べ、優れた強度を持ち摩耗の少なく、
無毒・無臭で不燃材料のため、コンクリートと同じ程度の耐熱性も備えています。
また、表面がとても堅く綿密に仕上がるので、強い衝撃にも耐えることができます。

コンクリートの打設時にカラーコンクリートを散布・施工するのではがれる心配もありません。
表面の仕上げ剤がコンクリートを保護するため、水や油のしみ込みはコンクリートの半分以下です(油のしみ後は残ります)。
カラーコンクリートに影響を与えるものには、温度・湿度・紫外線・大気汚染などがあります。

 

■コンクリートの特性

・ひび割れ(クラック)について

コンクリートは気温・湿度の変化などによって、絶え間なく伸縮を繰り返しています。
それによって引き起こされる現象が髪の毛のように細いひび割れの「クラック」です。
これを極力抑えるために、一定の範囲で目地を設けていますが、
それでもクラックが入ることはありますが、強度上の問題はありません。

・白華(はっか)現象について

レンガやコンクリートの表面に白い粉がふいたようになる白華現象。
これは水酸化カルシウム等が白く固まったもので、
コンクリート(セメント)を用いる以上必ず発生する日常的な現象に過ぎません。

とはいえ、見た目には気になるものでもありますので、
対策を知っておくと良いと思います。

軽いものについては、ブラシで擦って水洗いしてください。
程度が重たいものについては、酸性の洗剤を用いて中和して落とします。
例えばトイレ用のサンポールを10倍程度に希釈して白華に噴霧、
10分程度経過したら大量の水で洗い流します。
必ず大量の水で洗い流し、後に酸が残らないようにご注意ください。
また、植栽が近くにある場合は、粉末のクエン酸を水に溶いたものや酢を使う方が安心です。

 

■コンクリートのメンテナンス

・油の除去

床に落ちたオイル・グリースなどは長期間放置せず、すぐに拭き取りましょう。

・ゴミ・ホコリの除去

ホコリや砂をモップなどで取り除き、その後、水洗いや水拭きをします。

・コケの除去

熱湯をかけてブラシでこすり、洗い流してください。

 

以上、

仕上がりももちろんですが、経過による問題点とその対策について、
経験豊富な専門家のアドバイスを受けることもおすすめします。

 

エスティナでは、1点ずつオーダーメイドのプランを、主に手書きの図面で提案いたします。
外構やお庭づくりに関することなら何でもお気軽にお問合わせ下さい。
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素材をいかした外構・お庭のリフォーム・リガーデン事例

こんにちは。

おうちの顔となる外構・外観、エクステリアはいつも素敵にしておきたいところ。

今日は築10年を超えた外構とお庭のリフォーム事例をご紹介します。

もともと使われていた素材をいかしつつ、雰囲気を変えたいとご相談をいただきました。

>外構リフォーム前

シンボルツリーのジューンベリーは残しつつ、

入り口の角度と素材を変えることでガラッと印象を変えることにしました。

>外構プラン

>外構リフォーム後

☆リフォームのポイント

・どこまで残しどこから新しくするかを検討

・既存物で使えるものは再利用(例:シンボルツリー、ライト、レンガ等)

・間取りを変えることで機能性アップ(例:門柱撤去で駐車場が広くなる、蛇口を使いやすい位置に移動等)

 

そしてメインのお庭のリフォーム・リガーデン。

手つかずのお庭を、家族やご近所の方が集えるテラス空間にしたいとのこと。

>お庭リガーデン前

もともとお庭面に窓を広くとっていたので、室内との繋がりが出ること、

外から丸見えにならないよう目隠しを設けることをご提案に盛り込みました。

>お庭リガーデンプラン

>お庭リガーデン後

メインガーデンはタイルテラスと洗い出しで仕上げ、ところどころにレンガを再利用。

お手入れが楽になるよう樹木はフォーカルポイントにコンテナでご提案。

目隠しも視線は遮りつつ近隣のグリーンが借景になる高さにし、ところどころ抜きをつくりました。

これから日差しが強くなる季節は、植物とオーニングやシェードがあるだけでも、

室温が上がるのを防いぐとともに、気分も涼しくなります。

 

外構・エクステリアやお庭・ガーデンのことは、
暮らしはじめてからいろいろと気づくことが多い部分。

「こうだったらいいな」
「もっとこうしたい」という考えが出てきたら、
まずはお近くのエスティナへご相談ください。

エスティナでは皆さまの暮らし方に合わせ、デザイン性と機能性を融合させ、ご提案いたします。

外構・エクステリア、お庭・ガーデンの新築からリフォームまで、お気軽にご相談ください。

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